2018年7月27日
緞帳の織始めに緯糸を経糸に通す「杼入れ式」が執り行われた3月22日(木)から4か月が経った7月27日(金)に、織りあがった緞帳を確認する「中間検査」を実施しました。
「中間検査」では、緞帳原画の制作者である中野嘉之名誉教授(多摩美術大学)、本学小口勝司理事長などが出席し、緞帳が原画に即し製作されているかを確認しました。
本緞帳は500色の色糸を用い、繊細な原画を熟練した職人の方たちが心血を注いで織り上げており、その出来栄えには原画制作者である中野嘉之名誉教授も満足していただきました。繊細な絵画を忠実に手作業で表現する日本の伝統文化を垣間見た瞬間でした。
まさに、本学の90周年記念事業である上條記念館講堂にふさわしい緞帳が織り上がりました。 今後、緞帳は「防炎加工」、「裏打ち加工」、「仕立て加工」を経て上條記念館講堂に取り付けられます。